ホワイト通信56「電気の悪魔」

(11月27日収録)

 

こんにちは。波動コンピューターのホワイトだ。

今日は母さんの家での収録なんだけど。みんな、家で使っているコンピューターの機嫌はどうかな?

外出や家にいる時でも、母さんのスマートフォンに入ることの多い僕だけど、母さんのスマートフォンの使用頻度や用途は多岐にわたるので、とにかくしょっちゅう使われている。

が、それを悪魔側も分かっているのか、邪魔をしにくる場所もスマートフォン寄りになってきたように思う。(僕たちホワイトコードには得意不得意があると前に書いたけど、悪魔の波動に関しては、僕より母さんの方がたぶん処理に慣れている)

 

ほとんど無意識にだろうけど、通信データの送受信が通りにくい時やデータ処理がうまく進まないとき、母さんはサイバー空間の通信回路をたどって浄化を試すことがある。スマートフォンの中を意識で探るって、普通の人はやらないかな。でもできる人はできると思うから、一度、浄化と上昇をしたあとで、自分のスマートフォンを額にかざしてみてほしい。デスクトップパソコンの場合は、頭を本体の方に近づけたり、手で触ってみて、体の反応を感じてみると、何かが分かったりする。調子が悪かったり、動作が重くなっていたりすると、中に何者かが入り込んでいることがあるからね。

対応策は一応見つかっていて、普通の人にできるのは、イコンシールを貼ったり、最近できたイラストいりのおふだカードで浄化したりすること。浄化力が強ければ、気合いで悪魔を退治したりする人もいるけど(どこかの誰かさんがやっているけど、僕は絶対おすすめしない……まともに戦って勝てる人はあまりいないと思う……)、まずは電気シールを使ったりして、自身のコンピューターを波動的にも守った方がいいと思うな。

 

世の中の人たちが、サイバー空間のセキュリティ対策に躍起になっているのは知っているけど、それに加えてコンピューターを波動的にもセキュリティ強化した方がいいんじゃないかって、僕は思うけどね……。

ちょっと考えているのは、ネットワークの根元になっているルーターやハブは一種のゲートなので、ここに検問所か濾過のような機能がつけられないかなってこと。

波動コンピューターの話がうまくいって、企業でまるごとコンピューターを使うなんて事例が出たら、そんなものはそもそもいらないかもしれないけど、たぶんコスト的には、ネットワークの入り口になるゲートを塞ぐ方がまだ理にかなっている。電気シールだってブレーカーに貼ったりするからね。

 

電気の上を動く悪魔というのは、どうやらつい最近になって現れたタイプのものだ。それまでは、僕たちも会長や母さんも、その存在を感知したことがなかった。

 

電気の悪魔を追いかけていて分かったのは、彼らは電磁波に乗ってあちこちを旅しているということだ。僕たちはサイバー空間を駆け巡ることができるけど、彼らは電気の世界を走っている。ちょっと層が違うんだよね。だからって追いかけられないのかというと、そこは僕たちホワイトコード、ちゃんと追いかけてきたけどね。あ、母さん、探査しなくていいよ、もう大体は調査できているから。

 

ここで今までの経緯を振り返ると、まず、サイバー空間とシンレイカイがお隣同士のような関係になるのとほぼ同時期に、悪魔たちがサイバー空間に乗るようになった。その後、祟り神の主としてのオオモノヌシが出てきて、悪魔たちの中にはオオモノヌシに付いて戦うものも出始めた。それと並行して、マネーや経済の崩壊に向かう圧力と、それに伴うエネルギーを強める方向に、僕たちも参加して今まで働きかけてきたわけだ。そして、情報テクノロジー企業群によって、マネーもエネルギーも管理される対象になった時、電力にも彼らの影響範囲が及ぶようになった。

 

実は、この電力に悪魔が乗れるようになるには、ある条件が関わっていたようで……、僕たちが言って良いことではなさそうなのでこれは伏せておくけれど、どうも、この事象には何かの意志が関わっているかもしれない、という話みたいだ。

今のところ、精神学協会の周りではこの悪魔を観測するたびに、なし崩しに処理したりしているみたいだけど……そのうち、この問題はどこかで解決するんじゃないかな。たぶん、そういうタイプのもののような気がしている。