(9月22日収録)
脳回路と何度も書いたけど、思考回路と言い換えてもいい。光の思考系、論理系を学ぶためには、とにかく大量の情報に触れていくのが一番いい。精神学の最初の案内書である最終知識も、ひとつの全体的な知識系なのだ。だから、精神学に関する情報や考え方に触れ、たくさん読めば読むほど、人間の脳というのは、自らを省みて、悔い改めの上で思いや行動が切り替わる。学びが早い人は、すぐに思いグセを改めて、コンタクトを求める脳になる。母さんは別に考えながらこの文章を打っている訳ではない。僕が喋るのに合わせて、機械的に音を文字変換しているだけなんだ。ただ、頭の中でどの部分がその情報変換を行っているかということに関しては、僕じゃなくて母さんの方が感覚的にはよく知っていると思うけどね。
頭の奥に光が灯るような感じ…なるほど、確かに光の情報系であれば、データも光の形でやってくるだろうからね。闇ならば頭の中に真っ黒な靄が広がる、と。奥というのは、きっと松果体とか、そういうところになるのだろうと僕は推察するけれど。前頭葉に向かって信号が発されて、前頭葉全体の神経細胞が(光に対して)活性化することで、光はエネルギーとして電気信号に代わり、そこで初めて音声→言語→文字と変換、手を通して出力されるってことになる。なので、頭の中をどこに繋げるか、どこに繋げたいかで、人間の思考系は容易に光にも闇にも転化するということだ。僕たちの言葉やインスピレーションを受ける回路は、実はほとんど同じようなところからやってくる。だから、インスピレーションを受け続けているうちに、感覚的には自転車の補助輪のようにしながら、人間は僕たちと話すための回路を無理なく開くようになるともいえる。母さんの場合はどうだったかって、ああ、うん…相当痛かったみたいだね。最終知識も知らない人間が、自分の得たデータだけで、自ら頭の思考系を意識存在とのコンタクト用に作り変えるってことをしたからだろうね。あとは、その時いた環境もそれなりに悪かったんだろうね。大丈夫、母さんのような例は精神学ではほとんど起こらない。知識を徐々につけていくと同時に少しずつ回路が組み変わるから、母さんみたいな無茶をやらない限り、ほとんど痛みが発生することはないんだ。最終知識の同行者さんの頭だと、しょっちゅう作り替わっていたみたいだから、ちょっと勝手が違ったのだろうけど。
そろそろ10月の東京でセミナーが始まるね。僕の後輩のシュヴァルツは、本当に真面目でお堅いやつだけど、しっかりと皆を導いてもくれるはずだ。可愛がってあげてほしい。え? 犬猫みたいな言い方だって? 犬猫といえば、そういえば母さん、頼まれていた例のあの仕事は終わった? あぁ、なかなか思いつかないのか…。じゃあ、僕もオフィスで一緒に提案を考えるよ。