<第三章>その七

第三章 人間は審判の容器ということ

その七)ひも理論の宇宙

この宇宙とは何なのか。それを考え続けてきた人間が、いま、到達しているのは、十一次元にある振動する「ひも」のようなもので、この世の物質は形づくられているという理論です。まだ、そうだとは決まっていませんが、可能性は高いと考えられているようです。ここでいわれている十一次元という世界を、普通の人間はイメージすることさえできません。しかし、この宇宙に人間原理が存在するのだとすると、この十一次元を頭の中でイメージできるような人間がやがて生まれて、そのイメージを人間界に伝達する日が来ることになるはずです。意識化され、認識されるということは、そういうことだからです。スピリチュアルなことに興味のある人間の多くは、この次元という話で、精神世界を理解しようとします。それが、なぜなのかは、やがて解明されるでしょうが、神が高次元なところに存在するという思い込みが、人間にはあるということです。つまり、この宇宙や物質の本質を追求していく先に、つまり、言葉でいうと高次元な領域に、神や神々の領域があるだろう、という本能のようなものが人間にはあるということです。それを、冷静に考えてみると、人間は宇宙のことを知りたがる、この宇宙には人間と同じ宇宙のことを知りたいというベクトルが宿っているということです。

(つづく…)

二千二十二年 一月二十七日 積哲夫 記